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笛を吹きながら街を練り歩くの巻、最近の活動その3

土曜日にバリ舞踊のライブで歌とスリンの演奏、日曜日に現代日本詩とバリ楽器のコラボ、そして翌日の月曜日括弧祝日括弧閉じには、街中を即興でダンスと演奏しながらゲリラ的に練り歩く企画、というのに参加させていただきました。
企画は前橋出身・在住のコンテンポラリ・ダンサー&コリオグラファーのざくろさん。アーツ前橋の内覧イベントも手掛けていらっしゃいます。演奏者にパーカッショニストお二人とバリガムランわたくし、踊り手はプロの踊り手の方5人と小学生の兄弟それと飛び入り参加の方数名。状況は、街中の数か所(10か所?位?)に設けられたオープンステージで同時多発ライブが行われている中をゲリラ的に練り歩く舞踏集団と楽団、というものでした。あくまでもゲリラ的、であって、こういうものが出ます、という許可を事前に頂いてのことですが。スタートとゴールはアーツ前橋。中島ノブユキさんのライブの前に終えよう、というスケジュール。
お話は頂いていたものの、その時には具体的な日程は定まっておらず、ではこの日にどうでしょうと頂いたのが、既に他二日の予定の入っている三連休の最終日。まじか、と思いましたが、バッティングはしていません。心配なのは警察きちゃったりとか地元商店街の人とのトラブルだけれど、それもちゃんとクリアされている。そして、何より、面白そう。これは、リポDでドーピングしてやるか、と。
打ち合わせ的な事は3回程度だけど、出られたのは2回。一応笛が吹けるのだったらメロディをやってね、というお話しでしたが、色気を出して(?)最初の打ち合わせの時に一応クンダンも持っていってみました。でもそうしたらKPCさんのジェンベと合わせることができて大興奮(!)。これは大変な収穫でした。
その時には笛で既存のバリの曲のフレーズを吹いたりして、こんな感じ、とお伝えする割合が多かったのですが、まあ、踊り手と合奏相手がいれば何かが出てくる、という感じは既にありました。
その後、当日実際何を演奏するか、全員打楽器もありではないか、と一人会議を開催したのですが、どのくらい歩くのか、演奏しなくても楽器はずっと持っていないといけないわけで、三連ちゃんの最終日でどの位のものが持てるのか、一人討論の結果スリンだけにすることに。
さて、当日もリハーサルはあり、それはそれで演奏の要を中心にとても楽しい掛け合いになったのですが、街へ出て見ると、街、人、合奏相手が先ほどとは全く違う楽譜でした。
そして大事を取ってスリン、みたいな感じのニュアンスで考えていたのに、というのも、循環呼吸なのでふつうに息して歩けばよい、という単純計算があったからなわけですが、しかしながら、歩くだけで息が切れるわたくし、というものが盲点に存在していたのでした。最初は笛を交換するタイミングをちょっと早めたり、リズムセクションに任せる時間を設けたりしましたが、踊りが、ほらほらもたもたしているとコラボできないよ~、という感じで軽やかにどんどん進行していくので、吹くべきものがずるずるずるずる出てきて、休んでいると面白くないから、呼吸を深くしてみました。そうしてみると、何だかこのごろ呼吸が浅くなっていたのかもしれない、と思いました。とにかく、途切れないのがバリの笛、もぐもぐ吹くのがバリの笛。確実な鼻呼吸がバリの笛。前橋の街の空気を、肺に、頬にたっぷり吸い込み溜め込んで、アゲめで歩きました。とにもかくにも、踊り手とリズムに引き出されたフレーズが、私の息に押されて笛から出ていきました。
特筆すべきは、衣装。ドレリハを当日したのですが、いくつか持っていったやる気度の濃淡色々なバジュ、カマン、アンテンの中から、小学生のヴァリオ君(仮名)がこれとこれとこれを組み合わせて良し、と完ぺきにコーディネイトしてくれたのでした。結果、タガスのPKKのバジュ・クニンとバジャンバジャン・スダマニのカマン・カイン・プラダにまずおがくれたスレンダン・ストラになりました。わかる奴だけ分かればいい。といいたいところですが、それだと伝わらないので。シンプルな透けない生地の黄色い長めのクバヤ(ブラウス)@タガス集落の婦人会の揃いの制服の上着だけ、と、紺の厚めの生地にプラダ(金の絵の具)で花の絵付けをしてある腰布@スダマニという超絶ガムラングループの女子部の制服のスカート部分だけ、と、淡い茶系の模様が入った絹のロング・スカーフ@バリに嫁いだ友達が自分の店で扱っていた商品の中からプレゼントしてくれた、を帯にしました。お母さんも証言済みなだけあって、確かなコーディネイトでした。
そんなこんなで、バラガンジュールとは趣の全く異なる街中演奏を楽しく終え、翌々日位にダメージがくるかな、と思っていたら、翌々日は大丈夫でした。ダメージが来たのは別のタイミング。ああ、私の細胞はちゃんとここまでを区切りと捉えていたのね、というタイミングでした。つづく。

mekakusi.jpg
こんなバジュ。
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