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美しいの原点

先週の日曜日、サラスワティの日の翌日はBanyu Pinaruhといって、ナシ・クニン(ターメリックで色をつけた黄色いご飯)を食べて、聖なる湧水で沐浴をしてみそぎをする日でした。
ナシクニンは頂きませんでしたが、たまたまその日、高校時代の恩師の傘寿を祝う会があり、出席するとともに、急きょ演奏に加えていただくことができました。
曲目はSekar Eled Peliatan, Dadong Dauh, 久しく待ちにし(待降節の讃美歌94番)Gegindaman Jauk, Arum Semitaでした。余程バリのラサがない限り吹くべきではないグギンダマン・ジャウックを入れたのが無謀なのは承知しているのですが、バリの音楽紹介も兼ねてなので、敢えて挑戦してみました。
その他に、所謂クラシックの西洋音楽をやる人たちの歌や演奏があったのですが、これが素晴らしくて、リハーサルの時から聴き惚れていました。
特に歌の人たちには、ああ、歌い手は自らが楽器なのだなぁ、それこここまで奏でるとはなんとも素晴らしいな、と感銘を受けたのでした。ぶっちゃけ私の演奏なんて、楽器がいいんです。そのいい楽器が手元に来てくれた幸運に素直に感謝して精進すればいい話ではあるんですが、でも、あの歌い手の人たちを目の当たりにしたら、とにかく圧倒されたのです。
バリの人の唱法・発声法は、西洋のそれとは全く違い、それはもちろん美しい歌声なのですが、でも、最初に刷り込み的に私が美しいと思った西洋唱法で見事な歌を、しかも生で、しかも同窓生に、聴かせていただいた幸せと言ったら、一週間経っても言葉にできません。それと、歌・フルート・ピアノのトリオで演奏した曲が一曲あって、そのアンサンブルがまた見事でした。スリンも歌の伴奏するのよ、私はまだやらせてもらえないけどぉ、と心の中で叫んでしまいました。(それにしても、音色も姿も麗しいフルーティストでした)
私は控室を間違えて主役の恩師の控室で着替えてしまったりしたのですが、その時に恩師がリハーサルを聴きながら、「音楽って本当に素晴らしいわね、本当に人を繋ぐわね、」と仰っていたのにただただ頷きました。
その後出席者全員で校歌や讃美歌等を歌い、会の最後に先生の指揮で(ピアノ伴奏は私が長くピアノを教えて頂いた先生でした)ハレルヤコーラスを合唱しました。私はアルトに回りましたが、低音が意外に出たので、ちょっと嬉しかったのでした。それはともかく、前述の方意外にもプロの歌い手の方、音楽教諭の方が多数出席してらして、練習もしていないのにちょっとした素晴らしい合唱だったのではないかと思います。ことに、最後の一糸乱れぬブレイクが、先生の教育の心と子供に対するバリのスコの心の共通点?類似点?を感じさせたのでした。
若い演奏者の方がガムラン・バリに関心を示してくださったのもものすごくうれしいことでしたし、私の原点ともいえる美しい音楽や幸せな環境に身をゆだねつつ、精進あるのみ、と肝に銘じた一日でした。

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こんないいものを頂いていたのに、ナシクニンまだ作っていません…。が、バリの師匠にも連絡し、よきバニュ・ピナルになりました。早く作ろうナシクニン。お赤飯のような意味合いもあります。

Rahajeng Rahina Suci Saraswati

19日土曜日はデウィ・サラスワティの日で、ロンタル文書を祭ります。
よく、読書をしてはいけない日といわれますが、イルムを祭る日なので、イルムを使わない読書は禁じる対象にはならないそうです。逆に、読書でなくてもイルムを使うのは休みましょう、と。
明日は弁天様へお参りに行ってみようと思います。
雨とのことではありますが。あまり寒くないといいな。寒くて、固まってしまっています。
バリは、ライナン続きで、みんな忙しいでしょう。

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イルムの象徴…?

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